カスケード

■はじめに

 

はじめに覚えるべきボールの技は「3ボールカスケード」という技である。

カスケードは滝という意味で、優雅に流れ落ちては軽く飛沫を上げ、絶える事のない水の流れを表現したボールジャグリングの技であり、トスジャグリング共通の第一歩目の技である。

 

以下の説明は面倒であったら、図だけ見て、考えて頂いても分かると思う。

(ここで紹介するものは、動画も用意してあるので、そちらもご覧頂くと良いかもしれません。)

 

3ボールカスケード

しかしながらあせってはいけない。

何事も簡単な事から取り組み、難しい事へと歩を進めていくのが定石であり王道である。

 

ではまず、ボールを一つだけ持とう。

それが君のジャグリング人生の扉を開ける初めの一歩になった。

右利きなら右手に。左利きなら左手に。

右利きでも左手に、左利きでも右手に持ってくれても構わない。

ではボールを投げる。

このときボールは山を描くように、下の図の様に腕を内側から回して、左から右へ、もしくは右から左へ、

ポーンポーンと連続で、右左、左右を繰り返して投げる。


もしここで腕を外側から回してしまったら、それは「リバースカスケード」という技になる。

いかにもカッコイイ響きだが、カッコイイ技は後にとっておこう。まずは内回しだ。

 

内回しを左右連続でやれば、ボールの軌道は無限()をえがくようになるはずだ。


ではボールを増やそう。少し難しくなる。

難しくなるけれど焦ってはいけない。

ボール二つを使う。右手に一つ、左手に一つ持つ。

右手からボールを投げる。(左手から投げる場合は順序を逆にしてほしい。)

このときもボールは腕を内側から回し、山になるように右手から左手に投げる。

右手から投げたボールが、左手に落ちる前、丁度頭の当たりに来たくらいで、左手のボールを山になるように右手に投げる。

左手でボールを投げた後、丁度左手に右手からのボールが落ちてくる。


丁度落ちてこないだとか、トンチンカンなところにボールが行ってしまうときは、

丁度右手のボールが左手へ落ちてくる様に、コントロールするように意識する。

意識すれば、自然と身体は覚えていく。自転車とおんなじだ。これは繰り返すしかない。

これが身につけば、自転車でスイスイとどこまでも漕いでいけるように、君はジャグリングが自由に出来るようになる!

 

(この丁度頭の辺りに来た時、というのは、頭の辺りでボールが一番てっぺんまで来る様にコントロールする、ということだ。

そのようにコントロールして投げてやるときれいな軌道になるはずだ。)

 

 

しかし焦ってはいけない。この動きはなかなか難しい。上手くいけばボールの軌道は無限(∞)を描くはずだ。

自分が納得いくまで練習してほしい。この練習をサボるか真面目にするかでこの後の上達は大きく変わってくる。

 

ここで、注意したいのは次の点だ。

日本のお手玉は山なりに投げるのではなく、手渡しをする。

これはジャグリングでは別の技で、カスケードと比べるととても難しい。

だからまずは簡単な、∞の軌道を描く投げ方を練習しよう。

横に投げたり、手渡ししてはいけない。頭は混乱するかもしれないけれど、身体に言い聞かせるのだ。

「手渡しはダメ。手渡しはダメ。手渡しはダメ……。」

腕を内側から回して、山をえがくように二つのボールを投げるのだ。

 

このとき右手から投げたボールが、頭の上辺りに来た時に、左手のボールを右手へ投げる。

そして、何度も言う様に、ここが難しいのだけれど、

左手のボールを右手へ投げた時、丁度よいタイミングで左手にボールが落ちてくる様にする。(右手で投げるのを調節してタイミングを丁度良いものにする。)

このコツがつかめれば完璧である。

 

右手から左手へ投げることが出来たら、

次は左手から始める。左手から投げ右手へ。ボールが落ちてきたら右手のボールを左手へ。キャッチ。

そして連続でやれるようにする。

 

右手から投げたボールが、頭の辺りにきたら左手のボールを右手へ投げる。このとき丁度左手でボールをキャッチする。

左手でボールをキャッチした次のタイミングくらいで、右手にボールがやってくる。

次は、左手から始めて、左手のボールを右へ投げる。

左手から投げたボールが頭の辺りにきたら、右手のボールを左手へ投げる。

このとき丁度右手でボールをキャッチする。

あとは繰り返すだけだ。

 

次のページに一連の流れの図を載せたので参考にして頂けると嬉しい。

これを繰り返す。じっくり練習してほしい。

1時間、10時間、1日、それ以上時間をかけてもいいかもしれない。ゆっくりとじっくりと確実に出来る様になっていくのが近道なのだ。

 

 

では二つのボールのカスケードが自分でもう完璧だ!と思ったら進もう。

(二つのボールで∞の軌道をキレイに描くことができたら、投げてる最中に、もう一つボールを投げるタイミングがあることに気づくことがあるかもしれない。期待を持って次にすすもう。)

 

次は三つのボールである。

ここは利き手に二つ、もう片方の手に一つ、持つのが定石である。

二つもった方から投げ始める。(右利きの場合を書く、左からは逆にしてよんでほしい)

二つもった方の一つ目のボールを、左手に投げる。(一つだけ投げる。二つ一緒に投げないようにしよう。)

頭の辺りにボールがやってきたら、左手のボールを右手へ投げる。

このとき、左手に丁度ボールが落ちてくる様にする。

すると、右手にはボールがまだ一つ残っているので、

左手から投げたボールが頭の辺りに来た時に、右手のボールを左手へ投げる。

そうすると、右手に丁度ボールが落ちてくる。落ちてくる様に意識してコントロールしよう。

そして、右手から投げたボールを左手でキャッチする。左手にはボールが二つあることになる。

そうしたら、今度は、左手から投げ始めよう。(上でやったことを左右反転させるだけである。)

左手にある一つ目のボールを右手へ投げる。頭の辺りにボールが来たら、右手のボールを左手へ投げる。

このとき、右手にはボールが丁度落ちてくる様にする。

右手から投げたボールが頭の辺りに来たら、左手のボールを右手へ投げる。右手でキャッチする。

そうすると、右手にはボールが二つあることになる。

 

これを繰り返して、三つのボールを∞の軌道で投げるコツを掴もう。

 

 

コツがつかめた!と思ったら、次は連続して投げる。

これが出来れば、「3ボールカスケード出来るぜ!」と誇って良いはずだ!

 

右手に二つ、左手に一つから始めよう。(逆の場合は左手と右手を逆にして読んでいただきたい)

右手から始める。一つ目のボールを左手へ投げ、頭の辺りに来たら、左手のボールを右手に投げる。

このとき丁度ボールが左手に落ちてくる。

左手から投げたボールが頭のあたりにきたら、右手のボールを左手へ投げる。

このとき丁度ボールが右手に落ちてくる。

さぁ連続で続けよう。

 

右手から投げたボールが頭の辺りに来たら、左手のボールを投げる!

丁度左手にボールが落ちてくる! 

左手から投げたボールが頭の辺りに来たら、右手のボールを投げる! 

丁度右手にボールが落ちてくる!

後は繰り返そう! そうこれが「3ボールカスケード」だ!

自分が納得できるまで続けよう。まずは連続10回。次に100回連続で投げ続ける事が出来れば、

胸を張って「ジャグリングできるぜ!フフン。」と言って良いはずだ!